YouTuberをはじめたら確定申告が必要！？
YouTuberを含むネットビジネスをやりはじめ
収入が入ってくるようになったら嬉しいことと思います。
ですが、気になってくるのは
確定申告はした方がいいのか？
確定申告をする必要があるのか？
ということです。
結論から言いますと
条件を満たしている方は確定申告をする必要あります！！
その条件等も含めて、これから簡単に説明していきます。
国税庁もYouTubeを使って確定申告書等の作成コーナーの利用方法をお知らせしています。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=PmmlKOqxx3o]
YouTuberのカズさんも確定申告にお悩みのようです。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=xx-QmhpMlgA]
専業か副業か
YouTuber等のネットビジネスをされている方で
確定申告の対象となるのは
・主婦や学生など他に収入がなく専業の方は年間38万円以上の所得
・サラリーマンとして働きながら副業の方は年間20万円以上の所得
で申告の対象となります。
ただし
20万円以下の副収入（事業所得や雑所得など）を申告しなくてよい者の条件としては、
「給与所得者（会社員）の方で、年末調整のみで納税が完了する者」に限られます。
20万円以下の副収入であったとしても、
下記のような場合には確定申告が必要です。
例えば、給与所得の他にネットビジネス以外からの所得があり、確定申告が必要な場合は、
仮にネットビジネスからの所得が１円であっても申告する必要があります。
他にも、収入としては給与と20万円以下の所得の場合であっても、
医療費控除等で確定申告をされる場合は、
仮にネットビジネスからの所得が１円であっても申告しなければなりません。
収入と所得
ここで「所得」という単語が出てきましたが
一般的に言う「収入」と、納税の対象になっている「所得」は別もので
所得は下記のような計算で算出されます。
収入̠－経費＝所得
経費
何でも経費として認められる訳ではありません。
何が経費として認められるかは
「必要性」
「事業への関連性」
です。
所得税法第37条によると、個人事業の必要経費とは、
「事業所得の総収入金額に係る売上原価その他当該総収入金額を得るために直接に要した費用の額及びその年における販売費、一般管理費その他これらの所得を生ずべき業務について生じた費用の額とする。」
とあります。
◎家賃や光熱費
ネットで収入を得ている人は自宅が仕事場という人がほとんどだと思いますが、そのような場合は家賃や光熱費を経費の一部として計上することができます。「仕事」と「プライベート」の割合を数字で設定し、「仕事」の分を計上しますがその数値が極端にならないようにしましょう。
通常、事業関連費は総額の10～20％程度です。最大でも50%です。
◎通信費
多くの場合、「仕事」と「プライベート」での通信端末は共通のものを使用されている場合が多いと思います。
この場合、使用の割合を算出して費用として挙げる必要があります。
◎交際費
ネット収入に限りませんが、仕事とは無関係な飲食代などは計上しないようにしましょう。
あまりにも交際費が多かったり、金額と人数が合わなかったりというようなケースが見られると、指摘を受けやすくなるため要注意。
まとめ
確定申告の対象になっている方は、きちんと期限内に確定申告を行い、
経費として挙げるものは「必要性」・「事業への関連性」のあるもののみにすること。
ネットという一見、実体のないものだからこそ、現実面できちんとすることが
プロのYouTuberとして大事です。
