ヒカル大炎上で注目を浴びる、VALUとは一体どんなサービスなのか!?
最近、VALUというサービスが話題になっています。
関連記事:VALUで価格つり上げ→全株売却 YouTuberヒカル氏に批判 全株買い戻しへ
「VALU?売り逃げ??」
何のことかさっぱりわからない。多くの方は、VALUというサービスを初めて聞いたのではないでしょうか。
そこで、今回はVALUとはどのようなサービスか紹介します。
VALUは、自分が発行した株式(トークン)を売り買いできる仕組み
VALUとは、インターネット上で、自分の株式のようなもの(トークンと言われています)を発行できるサービスです。
このトークンを発行することで、通常の株の取引のように価格がついて売買されます。
株式のように、当然価格は上がったり、下がったりするので、安く買って高く売ることで利益を得ることができます。
ちなみに、このトークンは、ビットコインを用いて購入することが可能です。
そして、トークンを購入した人をVALUERといいます。
ただし、VALUでは、取引するにあたり、利益目的で行わないように注意を呼びかけています。
「VALUを発行した人を応援したい」という目的で、トークンを購入することを推奨しています。
VALUの何が問題なのか!?
VALUの問題点は、VALUERに対する保護の仕組みがほとんどないことです。
価値のあるものをトレードするという点で、企業が発行する株式を取引するのと近いものがあります。
株式の場合、投資家保護のため、一部の人が利益を出しすぎないようにインサイダー取引を禁止したり、
正しい情報を後悔するよう有価証券報告書の提出を義務付けたりなどルールがあります。
しかし、VALUには、このような仕組みがありません。
今回のヒカル騒動は、まさにこのVALUの問題点を浮き彫りにしたといえます。
次回は、このヒカル騒動を改めて振り返ってみます。
YouTuber でもオリコン1位を獲得できる!?カイワレハンマーに見る YouTuber の影響力
YouTuber がオリコン1位!カイワレハンマーの快挙!!
2017年5月、二人のYouTuberユニット・カイワレハンマーが快挙を達成しました!
YouTuber マホト(MC BEMA/ワタナベマホト)さんと、imiga が製作したアルバム 『BegInner2』がオリコンで1位を獲得したのです!
YouTuber がオリコン1位を獲得するのは史上初です!!
カイワレハンマーって何者!?
カイワレハンマーは、2014年7月に1stアルバム『BegInner』(←「i」が 大文字!)でCDデビューしました。
その後、全国ツアーなど、意欲的な活動を続けながら、2016年3月にはフルアルバム『Prequel』を発売。
これからさらに伸び続けると思われていた矢先に1年間の活動の休止を宣言します。
しかし、満を持して、今年4月に赤坂BLITZで行われた「COME BACK」で復活ライブを行います。
ちなみに再生回数の多い動画は…
若い世代が聴くと、共感しそうですね♪
女子中高生を中心に人気が高く、すでに「YouTuber」という枠組みを超えた活動を行うマルチなヒップホップユニットとして地位を高めています。
カイワレハンマーはなぜオリコン1位を獲得できたのか?
しかし、カイワレハンマーはなぜオリコン1位を獲得することができたのでしょうか。
カイワレハンマー・マホトのYouTube チャネル登録者数を見るとなんと130万人!!
またその登録者の中心は、女子中高生を中心に人気があるというのもポイントではないでしょうか。
SNSを自在に使いこなすこの年代であれば、YouTube でアップロードされた動画を拡散させ、カイワレハンマーの存在を広めてくれます。
https://twitter.com/ImariFizi270/status/900686801253220353
https://twitter.com/YUINANNN_/status/897681154416967680
130万人のファンがCDの購入に動く!そうすると、カイワレハンマーのオリコン1位も納得がいきます!
YouTuber から、オリコン1位獲得者は続出するか!?
カイワレハンマーが達成した快挙ですが、今後彼らのようにオリコン1位獲得者は現れるのでしょうか。
カイワレハンマーのように、YouTuber 経由でオリコン1位になるには、やはり若者からの支持がキーポイントになるでしょう。
この世代のSNSの拡散力を利用できれば、カイワレハンマー同様に人気を博し、ライブやCDの販売につなげることができるはずです。
ちなみに、YouTube で音楽動画が簡単に観られる時代にも関わらず、ライブにかけるお金は増加傾向にあるそうです。
動画で観ていると本物を観たくなるんでしょうね。
カイワレハンマーのように YouTube でファンを作る!
そして、アーティストとして曲もヒットさせる!!
YouTuber の存在感は日々高まっています。
AbemaTV 大赤字!それでもサービスを続けるサイバーエージェントの狙いは?
先月27日、サイバーエージェントの2017年9月期の第三四半期の決算が発表されました。
Abema TV の業績も発表され、結果としては50億円以上の赤字が出ているそうです。
既存事業の黒字額118億円。こう考えると、Abema TV の赤字の大きさがよくわかります。
これだけの金額の赤字が出ているにも関わらず、事業を継続しているのは上場企業として異例かもしれません。
それでは、サイバーエージェントが Abema TV を展開する目的はどこにあるのでしょうか。
そもそもAbema TV とは?
Abema TV は、サイバーエージェントとテレビ朝日の出資で誕生しました。
出資比率は、サイバーエージェントが60%、テレビ朝日が40%です。
基本的には、サイバーエージェント側が主導権を持って、運営を担っています。
動画の視聴は、ビデオオンデマンド方式ではなく、従来のテレビと同様に時間帯に応じて番組が放映されています。
番組の情報は、以下のようにTwitter の公式アカウントで告知されます。
Abema TV の人気コンテンツ
ところで、Abema TV のコンテンツはどのくらい視聴されているのでしょうか。
番組ごとに視聴者数が発表されてますが、これまで一番話題を呼んだ『亀田興毅に勝ったら1000万円』企画は、なんと1,420万再生回数にのぼります。
ちなみに、パロディー企画も立ち上がっています。
https://twitter.com/0120MiyamotoRyo/status/902111675049926656
また、将棋の藤井四段の連勝がストップした対局は、1,200万再生回数になります。
藤井四段企画は人気のようで、続編も始まります。
https://twitter.com/abematv_shogi/status/902445736687570944
再生回数については、様々な見方があるようですが、個人的には十分すごい数字ではないかと思います。
今のところ人気があるのが、将棋、企画もの、そしてアニメになっているようです!
Abema TV を続けるサイバーエージェントの狙い
サイバーエージェントがAbema TVに資本を投入する理由に、インターネット動画広告市場の急激な伸びが考えられます。
サイバーエージェントは、自社でその市場規模を調査しています。
それによると、昨年対比でなんと157%の伸びを示しています。
関連記事:サイバーエージェント、国内動画広告の市場調査を実施
スマートフォンの普及によりいつでもどこでも動画を視聴できる環境が整いました。
既存のマスメディアより接触機会も多いため、宣伝効果はインターネット動画の方が大きいかもしれません。
インターネットの可能性に、サイバーエージェントは賭けているのでしょう。
また、テレビ朝日とのコネクションを作って、コンテンツ制作や芸能人の起用でタイアップを組みたいという思惑もあるかもしれません。
今後 Abema TV がどこまでインターネット動画の世界で影響力を持つか、注目したいところです。
マルチチャンネルネットワーク企業もついに株式公開!UUUM の上場を考える
UUUM が8月にマザーズ上場!
マルチチャンネルネットワーク最大手のUUUMが、なんと今月末にマザーズに上場するというニュースが飛び込んできました!
関連記事:YouTuberマネジメントの「UUUM」がマザーズ上場 HIKAKINなど所属
マザーズに上場するのがどれくらいすごいことかというと、マザーズをはじめ東京証券取引所に上場している企業がおよそ3,600社。
日本の事業者数がおよそ420万社ある中で、その0.1%以内に入ることになります。
しかも、株式上場は日本のマルチチャンネルネットワークの中では初めての快挙!
また一つ、マルチチャンネルネットワークの歴史が塗り替えられました。
UUUM の直近の業績は!?
上場を果たしたUUUMですが、直近の業績はどのようになっているのでしょうか?
実は、創立期から2015年5月期までは、赤字だったそうです!UUUMの業績が黒字に転換したのは、2016年5月期からで、売上高は32億9900万円、営業利益は2億2100万円になります。
最大手のUUUMがようやく黒字化していることを踏まえると、マルチチャンネルネットワークにまだまだ伸びる余地があるといえるでしょう。
UUUMはなぜ上場したのか?
上場の狙いは、資金調達を行い、今後のビジネスをより拡大していくことです。
東京証券取引所の資料を見ると、【対応すべき課題】で以下の10項目が挙げられています。
(1)国内動画広告市場の拡大
(2)サービスの認知度向上
(3)クリエイターの発掘・拡充・能力開発
(4)所属クリエイターの再生回数や認知度向上
(5)広告ビジネスの持続的な拡大
(6)新規ビジネスの立ち上げ
(7)業務効率化のためのシステム開発
(8)情報管理体制の強化
(9)組織体制の整備
(10)海外展開
国内の動画広告市場は拡大しており、そこでビジネスを展開するには、サービス認知度の向上やコンテンツ制作数のアップが必要です。
その課題に対処するために、UUUM は上場という選択をしたのでしょう。
また、この課題の中でも、「クリエイターの発掘・拡充・能力開発」は急務です。
YouTuber の層を厚くすることで、ニーズが高まるであろう企業向け動画作成ビジネスを推進することができます。
UUUMも、企業からの依頼が増えており、対応に迫られているかもしれません。
ちなみに、インフルエンサーを支援する「BitStar」は、今年6月に3億円の資金調達を行なっています。
参考記事:3億円の資金調達!インフルエンサー支援プラットフォーム「BitStar」の今後の展望とは!?
企業向けの動画作成サービスで高い評価を受けており、今後増えるであろうニーズに対応すべく YouTuber の育成に資金を投入するそうです。
また、VAZ でも次世代のクリエイターなど人員を強化しています。
参考記事:チャンス!?あなたも人気YouTuberになれるかも!?
UUUM にも、BitStar や VAZ と似たような事情があるかもしれませんね。
UUUM の今後に大注目です!!
最新テクノロジーをYouTubeでわかりやすく解説!大学が進める動画プロモーション戦略
大学とYouTube でプロモーション!?
異色の組み合わせが、ついに動き出そうとしています。大学とYouTube のコラボ、今まで誰が想像したでしょうか?
そのコラボレーションが名古屋工業大学と三重大学、クリーク・アンド・リバーの持つネットワーク・YouTuber ABTV Network の間で始まりました!
作成された動画は、大学の公式サイトやYouTubeチャンネルなどで公開されます。今後の活動が楽しみですが、そもそもなぜこの両者がタッグを組むことになったのでしょうか。
知識がない人も、わずか6分で最新テクノロジーを理解できる!
その目的は、大学の最新研究を一般の方にもわかりやすく伝えることがあります。
例えば、名古屋工業大学の「人工の天然鉱物」は、わずか6分で研究の概要をわかりやすく紹介しています。
これまで、最新の研究は、論文や学会などの場で紹介されてきました。
しかし、これでは専門家の方は理解できても、専門知識を有していない一般の方は理解が進みません。
これを解決する手段として、目をつけたのが 「YouTube」だったのです。YouTubeを活用し、クリーク・アンド・リバー社の持つクリエイティビティを活かせば、一般の人にも理解しやすい動画が作れるのではないかと考えたのです。
ちなみに、作成された動画が↓のものです。
https://www.youtube.com/watch?v=yFNTyX6L_5M
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=yFNTyX6L_5M?rel=0]
非常に柔軟な発想ですね!
企業連携、学生獲得、動画プロモーションの狙いは!?
大学側がこのように研究成果をわかりやすく伝えようとしている背景には「民間企業からの研究資金獲得」があります。研究を進めるには、当然お金がかかります。それを獲得する手段として、YouTube を利用することを考えたのです。大学も時代の流れに乗って、プロモーションを行おうとしているのです。
一方、企業側からすると、大学の最新研究は、なかなか理解できない部分が多かったようです。
しかし、YouTubeを通じて概要を理解できることで、自社にとってメリットのある研究かどうか判断できるようになり、大学と連携を取りやすくなります。
このように、大学と企業のコラボレーションを生むきっかけになることが、今回の動きの背景にあるのです。
また、個人的には、この動画は今後学生になりうる中高生にも有効なのでは?と思います。
ブランドではなく、研究テーマで大学選びが進むのは、進路選択の幅が広がって双方にメリットがありますね。
大学のYouTube 動画は、インフルエンサーの手によってSNSで爆発的に拡散される可能性は低いかもしれません。
実際、再生回数もまだまだ少ないのが現状ですが、今後はニーズがある企業担当者や学生の間で徐々に再生されるのではないでしょうか。
大学とYouTube、異色のコラボレーションの今後にこれからも注目です!
YouTuber Academy が誕生!その秘めたる狙いに迫る
YouTuber Academy がスタート!
2017年3月、大注目のYouTuber養成講座が開講されました!
対象者はなんと子ども!それが、「YouTuber Academy」 です。千葉県柏市にある、T-KIDSシェアスクール・柏の葉にてスタートしました。
YouTuber Academyとは!?
講座の特徴は、YouTuberとして必要な動画アップロードの方法を学ぶだけでなく、表現するための「リアクション」、「つかみ」やマーケティングで活用できる「ターゲティング」、「ブランディング」などYouTuber 以外にも使える実用テクを学びます。
こんなスキルが身につけられたら、どれだけ凄いビジネスマンになるのでしょうか。子供の時に受けたかったです。。。
YouTuber Academyの狙いは?
この講座を開講しているのは、FULMA株式会社という企業です。
元々の事業内容は、「子供たちのやりたい!を応援する事業「体験活動事業」」で、決してYouTuber教育に特化した事業を行なっているわけではありません。
そうなると、この講座を開講した狙いはどこになるのでしょうか。
筆者の予想では、「YouTuber」という名目で、子どもだけでなく両親もターゲットにして顧客を集めること、様々な体験を通じて子供の情操教育をしていくことの2点があると考えられます。
近年、YouTuberに対する認知度も向上し、特に子どもたちにとっては憧れの職業にもなっています。その現状は子どもに関わるご両親も認識しているケースも多く、「YouTuber」という言葉の響きで、講座に通わすことが考えられます。
また、情操教育の場としても、YouTuber Academy は最高の場になるかもしれません!子どものうちから、表情、身振り、声、全身を使って行う「リアクション」などの表現力をつけることで、コミュニーケーション能力は大きく向上するのではないでしょうか。このように、講座内容を充実させることで、子どもに楽しんで通い続けてもらうことも意図しているのではないでしょうか。
「YouTuber」ビジネスが今後続々と登場!?
今後、FULMA のように、「YouTuber」というキーワードで集客や製品の販売を行う企業が出てくることが予想されます。
YouTuber 御用達のカメラなどと銘打って販売すると、意外なほど売り上げがあるかもしれません。 ちなみに、ここで取り上げたYouTuber Academy は大学二年生が始めたそうです。次世代を担う若者から、このような新規ビジネスが生み出されるのは素晴らしいことですね!
今後、どんな「YouTuber」ビジネスが生まれるか、非常に楽しみです。
トップYouTuber達を起用した就業支援アプリが登場!
以前の記事で、 YouTuberヒカルが株式会社VAZ、株式会社ハッシャダイと共同で非大卒向け就活支援事業を行うことを取り上げました。
その事業の一環として、
株式会社VAZがトップYouTuber達を起用した非大卒者向け就業支援アプリ「バズキャリア」をプレリリースしました。
https://twitter.com/vazcareer/status/880385452439552001
バズキャリア公式動画 [youtube https://www.youtube.com/watch?v=itmQjQemz7o]
サービス概要
バズキャリアではプレリリースの機能として、非大卒者向けに8月初旬に株式会社DMM.com本社にて開催する最先端の職場・環境で働く体験ができるイベント「NEXT STAGE TOKYO」の申し込み受付、及び参加者の選考を行います。 本事業では、トップYouTuberでありながら自身も高卒の経歴を持つ「ヒカル」を中心に総フォロワー数1200万人以上の、VAZ所属インフルエンサー達が若年層に対し、マスレベルでの情報発信が可能となります。
イベント概要 イベント名:『NEXT STAGE TOKYO』 日 時:平成 29 年 8 月初旬 場 所:DMM.com オフィス(〒106-6224 東京都港区六本木三丁目 2 番 1 号 住友不動産 六本木グランドタワ ー) 費 用:無料(宿泊費、参加費及び交通費最大 2 万円までの全額が無料) 内 容:地方の高校生に対し、最先端の職場・環境で働く体験を提供
まとめ
今回バズキャリアのダウンロード数が発表されていないため詳細は不明ですが、YouTuberヒカルを始めとする認知度を用いて、今回アプリを通じて、非大卒者向けの派遣会社を短期間で設立したようなものです。
YouTubeを起点とする、多方面への事業展開の可能性に注目です。