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マルチチャンネルネットワーク企業もついに株式公開!UUUM の上場を考える

UUUM が8月にマザーズ上場!

マルチチャンネルネットワーク最大手のUUUMが、なんと今月末にマザーズに上場するというニュースが飛び込んできました!

関連記事:YouTuberマネジメントの「UUUM」がマザーズ上場 HIKAKINなど所属

マザーズに上場するのがどれくらいすごいことかというと、マザーズをはじめ東京証券取引所に上場している企業がおよそ3,600社。

日本の事業者数がおよそ420万社ある中で、その0.1%以内に入ることになります。

しかも、株式上場は日本のマルチチャンネルネットワークの中では初めての快挙!

また一つ、マルチチャンネルネットワークの歴史が塗り替えられました。

 

UUUM の直近の業績は!?

上場を果たしたUUUMですが、直近の業績はどのようになっているのでしょうか?

実は、創立期から2015年5月期までは、赤字だったそうです!UUUMの業績が黒字に転換したのは、2016年5月期からで、売上高は32億9900万円、営業利益は2億2100万円になります。

最大手のUUUMがようやく黒字化していることを踏まえると、マルチチャンネルネットワークにまだまだ伸びる余地があるといえるでしょう。

 

UUUMはなぜ上場したのか?

上場の狙いは、資金調達を行い、今後のビジネスをより拡大していくことです。

東京証券取引所の資料を見ると、【対応すべき課題】で以下の10項目が挙げられています。

(1)国内動画広告市場の拡大

(2)サービスの認知度向上

(3)クリエイターの発掘・拡充・能力開発

(4)所属クリエイターの再生回数や認知度向上

(5)広告ビジネスの持続的な拡大

(6)新規ビジネスの立ち上げ

(7)業務効率化のためのシステム開発

(8)情報管理体制の強化

(9)組織体制の整備

(10)海外展開

国内の動画広告市場は拡大しており、そこでビジネスを展開するには、サービス認知度の向上やコンテンツ制作数のアップが必要です。

その課題に対処するために、UUUM は上場という選択をしたのでしょう。

また、この課題の中でも、「クリエイターの発掘・拡充・能力開発」は急務です。

YouTuber の層を厚くすることで、ニーズが高まるであろう企業向け動画作成ビジネスを推進することができます。

UUUMも、企業からの依頼が増えており、対応に迫られているかもしれません。

 

ちなみに、インフルエンサーを支援する「BitStar」は、今年6月に3億円の資金調達を行なっています。

参考記事:3億円の資金調達!インフルエンサー支援プラットフォーム「BitStar」の今後の展望とは!?

企業向けの動画作成サービスで高い評価を受けており、今後増えるであろうニーズに対応すべく YouTuber の育成に資金を投入するそうです。

また、VAZ でも次世代のクリエイターなど人員を強化しています。

参考記事:チャンス!?あなたも人気YouTuberになれるかも!?

 

UUUM にも、BitStar や VAZ と似たような事情があるかもしれませんね。

UUUM の今後に大注目です!!